元駐スイス大使、村田光平さんからのメッセージです
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皆様
「天災超大国」の姿をさらけ出した日本の脱原発は国際社会の
重大関心事になったと思われます。
「放射能垂れ流し」が批判される日本におけるさらなる過酷事故
は、地球環境に壊滅的影響を及ぼすこととなり、断じて許されな
いからです。
緊急事態宣言が解除されていない日本の放射能への対応はつ
いに最近は国際的にも問題にされだしております。
IPPNW~ドイツ支部が推進中の「2020放射能東京
五輪」キャンペーン、国連人権委員会理事会による福島第一
の作業員の被ばく問題の釈明要請など今後このような動きは
確実に活発化するものと思われます。
ウクライナ政府と日本政府の対応の比較をすると、
放置できない事態の深刻さが浮き彫りになります。
8000ベクレル/kg 以下の汚染土を全国の公共事業で利用出
来るのです。
日本が世界中の放射性廃棄物の最終処分所となる可能性すら
指摘されております。
国際社会は日本による「放射能垂れ流し」をいつまでも放置する
とは考えられません。
最大限の事故処理対応の先送りの口実となっている東京五輪
批判が国際的に高まることは不可避と思われます。
皆様のご理解と御支援をお願い申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)