11月9日(土)13:15集会開場 13時半開始 16時20分終了
隣の梅田駅へ移動し、17時~17時半梅田HEP5前でアピール集会(※17時半からは引き続き同場所で「梅田解放区」が開催されます。
11/9集会会場:大阪「国労会館」1階集会室(JR天満・地下鉄扇町駅徒歩3分)
参加費:500円(避難者・障がい者・介助者・学生無料)
呼びかけ:Go West, Come West!!! 3.11東北・関東 放射能汚染からの避難者と仲間たち(ゴーウエスト)
連絡先:080-4095-3319 HP:https://www.gowest-comewest.net/
(※12月15日(日)13時半からも天満で「原発被ばく隠しと事故幕引きを許さない 大阪集会&デモ」を行う予定です。
予定を空けておいて下さい
<第1部:災害と福島原発放射能被害>
●「極めて危険な福島原発排気筒解体と台風による放射能拡散、汚染水流出、東京五輪・・・現在の被ばく問題総まとめ」
渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく問題研究会)
●大阪湾汚染水、関西電力ワイロを許さない」
高橋もと子さん(放射能から豊中の市民・子どもを守る会)
<第2部:災害と安倍棄民政治>
●「千葉災害で何が起きていたのか――福祉国家をやめた日本政府」
高崎渉さん(関西から千葉に入った復旧ボランティア/梅田解放区)
「東からの原発避難者としての訴え」
園良太さん(ゴーウエスト・避難者・東京都出身)、羽石敦さん(同・茨城県出身)
下澤陽子さん(同・東京出身)のピアノと歌
※この行動は東京の「脱被ばく実現ネット・第13回新宿デモ なかったことにはさせない!
福島原発事故の消せない真実と人権侵害を」と連帯した同日行動です。https://fukusima-sokai.blogspot.com/
<呼びかけ文>
●報告1<「無視・自己責任」へ堂々と舵を切った日本政府
私たちは2011年3・11東日本大震災による福島原発事故からの避難者と仲間たちです。
この秋も、東日本を中心に大型台風が莫大な被害をもたらしました。
千葉県の大停電、莫大な家屋の倒壊、空前の河川氾濫と大洪水、百人近くもの死者…。
被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
多くの人がかつてない危機を感じ、根本から考えさせられています。
自然災害の巨大化は、気候変動の影響です。世界中の若者たちが行動したように、その解決が必要です。同時に日本は自然災害の度に毎回簡単にインフラが壊れ、生活や人命が奪われます。千葉停電の東京電力を始め、経済利益の優先より安全対策・人命優先の社会に変える時です。
その上で、「これは国の人災だ」と多くの人が感じてはいないでしょうか。
最高責任者のはずの政府が、被災者を異常なまでに無視・放置・自己責任にしたからです。
9月の台風襲来時はまず組閣に夢中。その後の千葉大停電にも、東京の目の前にもかかわらず、首相は会見や現地入りもせず、災害対策会議も開きませんでした。人も物も金もほとんど使わず、ツイッターでラグビー応援。激甚災害に指定したのは何と10月。その間家や老人ホームで3人が熱中症で死亡し、屋根を自力で直そうとした被災者が次々滑り落ちて死傷しました。
千葉の災害対策費は12億円、10月台風全体はわずか7.6億円。対して米国から100機以上買う戦闘機F35は、1機116億円。2日間だけの新天皇「即位」の総予算166億円、うち一夜限りで壊す大嘗祭舞台が27億円です。
従来政府は少なくとも、会見や現地入りで「何かやっているポーズ」はしていました。
しかし今回の動かない政府は、「庶民が苦しんでいる『だけ』なので、自分たちには無関係。
無視・放置してもいい」と切り捨てることに堂々と舵を切ったとしか思えません。
マスコミが近年で最も政府と一体化し、責任を追及しません。これが事態を悪化させています。
そこに10月も空前の台風水害が続きました。二階自民党幹事長は「まずまずの被害で収まった」と暴言。民間募金とボランティアに任せ、TVに「命を守る行動を」=自己責任と連呼させるだけ。被災者を疲れと諦めで無力化させていく。
「棄民政策」を超える「人殺し政策」と呼んでも過言ではありません。。
今変えなければ、全国で悪化する危険があります。自分事として、動ける私たちが声を上げるべきです。西日本からもその全容をつかむために、集会を企画しました。関西で様々な市民運動をしながら2回千葉へ入り、政府の放置を直視しながら屋根を直し続けた高崎渉さんの話を聞きます。強い危機感を持つ関東出身の原発避難者も語ります。この事態をともにつかみ、話し合い、声を上げましょう。
●報告2<もう一つの大災害・人災=台風による福島原発の放射能汚染の拡大と隠ぺい>
10月の台風は、福島県も死者多数、30もの河川が氾濫しました。福島原発事故は続いています。何千トンものフレコンバッグが破れて流されました。川の水や汚泥の放射能汚染も家や街に流れ込みました。泥が乾いた後は汚染された粉塵も舞い上がります。想像を絶する再被ばくとなります。これは関東や宮城にも言えることです。
また福島原発の収束作業は、8月から高濃度汚染された倒れそうな排気筒の解体作業を綱渡りで続けています。足下に人が行けば20分で死んでしまうのが排気筒です。拙速な工事は被ばくを拡散しています。離れた所からのクレーン作業もうまく行かず、作業員がゴンドラに乗ってノコギリで上部を切りました。私たちは原発避難希望者の相談を受けていますが、作業開始から相談や体調不良の報告が増えています。そして今回、これほどの風雨で、排気筒や原発構内の崩落・損傷や、大量の汚染水漏れが起きても当然です。
しかし国・東電は解体作業状況を、まして被ばくの危険や作業員の健康状態は全く伏せています。さらに地震台風の度にすぐ「大丈夫です」と言うものを、今回は何も言いませんでした。大災害で危険な事態が起きたから伏せているのではないかと考えるのが普通です。マスコミも福島原発や汚染土流出だけ一切報じません。千葉の被災者同様に「消されて」います。福島原発の損傷や排気筒の倒壊が起きた時の汚染拡散は、甚大な健康被害を起こします。この隠ぺいと汚染被害がもう一つの大災害・人災です。国・東電は今すぐ全容を明らかにすべきです。
国はこの間、放射能被害と原発避難者を抹消することに全力を挙げてきました。
来年の東京五輪が総仕上げです。それまでに汚染水を流すために維新の会が大阪湾をぶち上げました。拙速な排気筒解体も来年3月終了が目標です。五輪で事故幕引きをするために、全国の人命と環境が脅かされています。
そこで排気筒収束作業、五輪、汚染水それぞれの被ばくの危険性を、「内部被ばく研究会」の渡辺悦司さんに話してもらいます。また、大阪湾放出や関電のワイロを許さない闘いも地元大阪の仲間からも報告をもらいます。「1」の報告とともに全容をつかみ、未来を変えましょう!
私たちは9月29日に「原発被ばく隠しを許さない 大阪集会&デモ」を行いました。今回の人災と来年の事故幕引き・総仕上げを許さないためには、今の政治を変えることが必要です。
次は「原発被ばく隠しと事故幕引きを許さない 大阪集会&デモ2」を「安倍はやめろ!梅田解放区」とともに行う予定です。合わせてぜひご参加下さい!