2019年6月8日「帰還をさせずに、避難をさせて1放射能は広がっている! 梅田デモ―東京五輪による東北・関東の被ばく隠しを許さない

★50人の参加で成功しました!報告です。
集会の映像です  
デモの映像です

帰還をさせずに、避難をさせて!放射能は広がっている!
「3.11福島原発事故の避難者と仲間たち・梅田デモ」


―東京五輪による東北・関東の被ばく隠しを許さない
―国・自治体は全ての避難者に生活支援を!
―国は帰還政策から避難政策へ転換を!
―住民は倒れる前に避難を!私たちは支援します

  • 6月8日(土)15時集合・避難者のアピール、16時10分デモ出発→梅田OSビル前にゴール
  • 集合場所:国労会館3階中会議室(JR天満駅・扇町駅徒歩5分)
  • 地図:外部サイトで表示します
  • 主催:「Go West, Come West!!! 3.11東北・関東 放射能汚染からの避難者と仲間たち」

私たちは福島原発事故による福島や関東からの避難者と仲間たちです。
事故から8年。「復興」「安全」「帰還」が強調されますが、本当にそうでしょうか?
福島の子どもの甲状腺がんだけでも200人を超えました。それだけではなく、多くの大人や直接の友人知人たちに、あらゆる健康被害が急増していることを、私たちは直接聞き取り、相談を受け、大変な危機感を持っています。放射能の被害は後から出てくるからです。
また初めて高濃度汚染された排気塔の解体を始めるなど、福島原発から今も放射能が出続けているからです。
この破滅的な危機を皆さんと共有し、街頭から国に訴えたいと思います。

横浜市では、放射性汚染土等を埋めた保育園で2人のお子さんが白血病を発症。
都内各地の病院統計でも白血病急増が確認され、今年だけでも東京でまだ18歳の水泳池江璃花子選手や歌手の岡村孝子さんなども白血病に。
福島県南相馬市立病院も、各種のがんや心臓病などの累積患者数が3.11以前より以降で急増。
厚労省発表の都道府県別死亡率でも、福島県の急性心筋梗塞死亡者が全国最多、平均の2倍以上。
福島事故後、乳児の複雑心奇形の手術件数が全国的に増加(名古屋市立大調査)
データ・報道以外でも、多くの被害を住民や避難者は確認しています

これに対し、国は17年末に「事故による被ばく被害はゼロ」という政策を全省庁に指示し、デタラメな「放射線のホント」を全国の学校で配りました。
テレビはこの30年間の振り返り報道から福島原発事故を消去しました。
「笑っていれば被ばくは来ない」と宣伝した戦犯・山下俊一が「全国被ばく医療センター長」に就任。
全国の原発再稼動を進め、東電が賠償を次々打ち切り、避難住宅から追い出す。
そして東京五輪までに避難区域をほぼ解除し、五輪を強行して世界へ収束を宣言するのです。

この結果、避難者は生活苦や孤立が限界に達し、東日本の住民も被ばくで発病した
人や新たに避難を希望する人には何の支援もありません。被害も避難もタブー化しています。
五輪は世界中のアスリートや観客も被ばくをさせられます。莫大な税金は本来被害者に使われるべきです。
こんなことが許されるでしょうか? 関西も福井県で次々再稼動されており、
もし事故が起きれば「復興万博」の連呼で被害が隠されるでしょう。

いまこの時も、東日本の家族や友人たちが病で倒れています。まさに静かな戦争です。
そこで私たちは関西からも国・東電に対し声を上げます。被ばく強制や五輪は反対、帰還政策から避難政策へ!みんなを避難させろ!と。
避難者・住民の方々、安倍政権の横暴や原発再稼動に反対する様々な方々の集合をぜひお願いします!

  • 放射能の不安や避難・移住の相談掲示板に書き込んで下さい★
    詳しい個人情報を書かなくても、相談や応答ができます。避難者と支援者の仲間が相談に乗ります。また東北・関東で同じや悩みを持つ人とつながり、助け合えます。
  • 電話
    080-4095-3319
  • メール
    gowest@gowest-comewest.net
  • SNS
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    LINEアカウントは、電話番号を携帯電話・スマホのアドレス帳に追加した後に「友達自動追加」をLINEで設定すると見つかります。
  • 郵便物
    〒567-0815 大阪府茨木市竹橋町2-2-205 「ゴーウエスト」宛

高知市集会 “Go West Come West” 西日本へ行こう! 西日本においで!

福島原発事故から8年。

放射能による健康被害は本番を迎えている。
それなのに、誰も責任をとらず、新たな「避難希望者」への支援は皆無。
すでに避難した人の住宅補償も打ち切られた。

私たちに何ができるか、
一緒に考えてみましょう。


“Go West Come West”の 園良太さんを迎えて
グリーン市民ネットワーク高知設立8周年記念講演会
『放射能による健康被害と、被害のタブー化はどこまで深刻化しているか』

《園良太さんプロフィール》

1981年東京生まれ。
2002年~様々な社会運動参加、主催。
原発事故直後から「東電前アクション」開催。
2015年に不整脈を発病したため、16年末に大阪へ避難。
関西で避難者運動「Go West Come West」結成。
東日本からの避難希望者への支援、被ばく被害の調査・告発、避難者の集会やデモを開催。
東日本の人達に避難を呼びかけています。
「人民新聞社」記者。
著書『ボクが東電前に立ったわけ』(三一書房)ほか。
一緒に世界を変えよう!

報告:40人の参加で成功しました!高知の皆様、ありがとうございました!

発表したパワーポイントはこちら
集会の音声はこちら

『チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害』より引用

1.低線量被曝(0~500ミリシーベルト)の影響を系統的に調査、検討したが、チェルノブイリ原発事故以前には、低線量被曝による遺伝的障害の存在は明確にされていなかった。遺伝的障害の研究は、細胞レベルおよび細胞中の分子構造に関する研究によって進展した。ただし、ICRPは100ミリシーベルトを先天性奇形が出現するしきい値であると主張し続けている。しかしこの主張は、多くの研究によって否定されている。

2.ゲノム(遺伝情報)の不安定性増加、バイスタンダー効果(傍観者の意味。被曝した細胞から周辺の被爆者しなかった細胞へ遠隔的に被曝の情報が伝えられる現象。低線量放射線の生物影響を考える上で、重要な現象と考えられている)などの非標的効果が発見され、直接放射線に曝露していない細胞の遺伝子が影響を受けるという事実が明らかにされた。

3.曝露した放射線レベルが低いほど、曝露から発ガンまでの潜伏期間が長くなることが明らかにされた(RERF=財団法人放射線影響研究所のデータをもとにPierceとPrestonが2000年に立証した)。

4.ゲノムの不安定性は遺伝子に引き継がれ、世代が進むにつれてその不安定性は指数関数的に増加する。リクビダートルと放射線被曝のない女性の間に生まれた子供に染色体異常が増加しているという知見が、調査を行った3つの共和国の研究機関(モスクワ、ミンスク、キエフ)から数多く報告されている。このようにして次世代に引き継がれた遺伝子異常の蓄積によってまずもたらされる病気は甲状腺ガンであると考えられているが、断定はできない。

5.ガン以外の疾患、おもに心臓血管疾患と胃の病気が増加することが明らかになっている。また、神経精神疾患の中に低線量被曝によって引き起こされた身体影響によって発病した症例が存在することも明らかになった。これはリクビダートルとその子供を調査する中で明らかにされた知見である。

6.ロシア当局の発表によれば、リクビダートルの9割以上(74万人)が健康を損ねたと報告されている。老化が早まったり、ガンや白血病などの各種の身体疾患、精神疾患が平均以上の頻度で発症していた。とりわけ、白内障を患っている患者が多出している。ガンの潜伏期間を考慮すると、ガンが有意に増加するのはこれからであろう。

7.(政府や国債機関と関係を持たない)組織の推計によれば、2005年までに11万2000人から12万5000人(13.5%から15.1%)のリクビダートルが死亡している。

8.チェルノブイリ原発事故によって死亡した乳幼児は、およそ5000人と推定されている。

9.遺伝子異常と奇形は、直接事故の影響を受けた3地域(ロシア、ベラルーシ、ウクライナの高汚染区域)だけでなく、多くのヨーロッパ諸国で有意に増加している。ドイツのバイエルン地方(バイエルン州)だけでも、チェルノブイリ原発事故以後、1000人から3000人の先天性奇形が超過発生している。ヨーロッパ全体では、放射線被曝によって重度の障害を持つ子供が1万人以上生まれた可能性がある。かのIAEAの推計でさえ、西ヨーロッパで1万人から2万人が流産したと公表していることを鑑ると、報告されない症例は相当多いと考えざるを得ない。

10.「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」(UNSCEAR)によれば、チェルノブイリ地域では1万2000人から8万3000人の先天性奇形を持つ子供が生まれ、世界全体で約3万人から20万7000人の遺伝的障害を持つ子供が生まれている。第1世代に発病する障害は、全発病数のわずか10%と考えられる(残りの90%はそれ以降の世代で発症する)。

11.チェルノブイリ原発事故の後、ヨーロッパでは死産と先天性奇形が増加しただけでなく、胎児の男女比が変動した。1986年以降、女児の出生が有意に減少している。
Kristina VoigtとHagen Scherbの論文によれば、1986年以降、ヨーロッパで出生した子供の数は予測より80万人減少したとされている。Scherbは、彼らの論文はすべての国のデータをカバーした上で検討した結論ではないため、チェルノブイリ原発事故が原因で出生できなかった子供の数は、およそ100万人にのぼる可能性があると述べている。同様の影響は、(1950~1960年代を中心におこなわれた)大気中核実験後にも観察されている。

12.ベラルーシだけで、1万2000人以上がチェルノブイリ原発事故後に甲状腺ガンに罹患した(Pavel Bespalchuk,2007)。WHOは、ベラルーシのゴメリ地区だけで、5万人以上の子供が将来、甲状腺ガンに罹患すると予測している。すべての年齢層を合計すると、ゴメリ地域から10万人の甲状腺ガン患者が発生すると考えなければならない。

13.ベラルーシとウクライナで発見された甲状腺ガンの症例に基づき、Malko(2007)は放射線被曝による影響を加味して、将来の甲状腺ガンの患者数を推計している。それによると、1986年~2056年までに、9万2627人の甲状腺ガン患者が発生するという結論が得られた。この計算には、リクビダートルの甲状腺ガンは含まれていない。

14.チェルノブイリ原発事故後、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーの2006年の乳幼児死亡率が、1976年より15.8%有意に増加した。Alfred Korbleinは、1987~1992年の間にさらに1209人(95% 信頼区間:875~1556人)の乳幼児が死亡したと推計している。

15.ドイツでは、チェルノブイリ原発事故後9カ月にわたってダウン症候群を持つ新生児が有意に増加したことが科学的調査によって明らかにされた。この傾向は、西ベルリンと東ドイツで顕著だった。

16.OrlovとShaverskyは、ウクライナの3歳以下の子供の脳腫瘍の症例188例に関する報告を行っている。この報告によると、1981~1985年の発病数は9例で、平均すると年間2例に満たないが、原発事故後の1986~2002年の間の発病数は179例で、年間10例以上に上っている。

17.放射能汚染度の高い南ドイツ地方では、神経芽細胞腫というきわめてまれな腫瘍が、子供たちの間で集団発生していた。

18.ウクライナのチェルノブイリ庁が発表した公式文書によれば、1987~1992年の間に内分泌疾患は125倍、脳神経疾患は6倍、循環器系疾患は44倍、消化器疾患60倍、皮膚結合組織疾患50倍、筋肉骨格疾患および精神疾患は53倍も増加したことが記録されている。健康に異常のない避難民の比率(健康率)は、1987年には59%であったが、1996年には18%に低下している。同じく汚染地域の住民の健康率は52%から21%に低下し、きわめて重大なことであり、親が高度の放射線曝露を受けたが、自身は放射能に直接曝露しなかった子供でも、健康率が81%から30%に低下していた(1996年)。

19.数年にわたって子供と若者のI型糖尿病(インスリン依存性糖尿病)が急増したことが報告されている。

20.白血病やガンといった典型的な被曝関連疾患よりも、非ガン性疾患の増加が非常に多くみられた。

出典

核戦争防止国際医師会議ドイツ支部著・松崎道幸監訳
『チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害』
合同出版 原著2011年・邦訳2012年出版

神奈川県から来られたHさんのご報告

神奈川県から、滋賀・京都・大阪・兵庫に移住下見に行きました。
西には縁もゆかりもなく、どこをどう周ればいいか分からない中、住みやすいと思われる場所や情報、宿泊先の紹介もいただきとても心強かったです。
京都・大阪・兵庫の距離感が近かったのが印象的でした!
交通費もいただき、宿泊や移動で出費が重なる中大変助かりました。
本当に有難うございます。
GO WESTのメンバーのみなさんにはとても親切で初対面にも関わらず、優しく接していただきました。
みなさんも移住生活で大変な中なかなか出来ないことだと思います。
頭が下がります。

土地勘がないところを1人で動き回るのは本当に心細いので精神的に安定している時に行動するのがおススメです。
あとは、1人ひとり価値観や感覚が違うので実際に足を運んで自分で体感してみることが大切だと思います。
後は頭で考えて「行かなくては!」と行動しても心が追いついていないと心と身体がバラバラになってしまうので、心も移住したい!という気持ちが準備出来てから移住した方がいいのかなと個人的に思いました。
100人いれば100通りの人生の物語があると思います。
皆さんにとっても良い道がひらけますように!

南相馬市立総合病院事務課が公表した患者統計とそれについての病院事務課のコメントについて

市民と科学者のための内部被曝問題研究会会員 渡辺悦司

南相馬市立総合病院の患者統計について新しい展開がありましたので、ご報告いたします。
テキストで掲載することが困難なため、PDFでご提供いたします。お手数ですが、お手元にダウンロードしてご覧ください。

第二回総会(会計報告、遠藤順子医師の講演ほか)

2018年12月8日に、ゴーウェストは第二回目の総会を開きました。
前半では今後の方針の表明および会計報告を行い、後半では青森からお越しいただいた遠藤順子医師の講演を開きました。
最後は、ゴーウェストのメンバーであり避難者の下澤陽子さん(2014年、東京→兵庫)によるピアノ演奏および参加者の方々との合唱で、閉会となりました。
ごく簡単にではありますが、以下の通り、報告いたします。

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