「3.10-11 原発被ばく隠しを許さない 東京集会&抗議」へ

<3月10日>
「関東も放射能被ばくしている 被害の今と国・私たちのすべきこと」

3月10日(火)昼の部:13時半開場 14時~16時半
夜の部:18時開場 18時半~21時(いずれも予定。同じ内容です)
場所:豊島区民センター701-703(池袋駅東口徒歩7分 東京都豊島区東池袋1-20-10)

資料代:昼・夜ともに各回500円 ※事前予約は不要です。どなたでもご参加下さい。
発言:渡辺悦司さん「急拡大する福島・関東の放射能汚染・健康被害・死者」
市民と科学者の内部被曝問題研究会『東京五輪がもたらす危険』編著者
・園良太さん「原発事故の幕引きを許さない 帰還政治から防護と避難の政治を!」
(16年末に故郷東京から大阪へ避難。避難希望者を支援中。会場で相談を受けます。 「ゴーウエスト・カムウエスト」
・関東、福島の住民から、放射能被ばくの影響と思える健康被害のお話
いわき、宇都宮、埼玉、松戸、東京東部、東京西部、横浜、etc…(予定)

<3月11日>
「3.11東電前抗議―国・東電は事故の責任を取れ/被害を隠すな/帰還政策から避難の保障へ!」
3月11日(水)18時半~東京電力本店前抗議(JR新橋SL広場から東5分)

両日とも主催:「反被ばく首都圏アクション実行委員会」 
連絡先:090-8494-3856(岡田) メール:gowest@gowest-comewest.net
HP:https://www.gowest-comewest.net/category/our-missions/movies/
参加賛同団体:脱被ばく実現ネット/ フリーター全般労働組合/医療労働運動研究会/神奈川・子どもを守りたい/東京オリンピックおことわりんく/ Go West, Come West!!! 3.11東北・関東 放射能汚染からの避難者と仲間たち
個人:黒田節子(原発いらない福島の女たち)/迫田英文(アジア共同行動首都圏事務局次長)/山田耕作(京都大学名誉教授)/ 三原翠(さよなら原発神戸)/渡辺悦司(市民と科学者の内部被曝問題研究会)/中沢浩二(大阪府民)/中井美和子(「神奈川・子どもを守りたい」共同代表)/長澤彰(キリスト教信徒(Christian)で世界平和活動)
★アクションへの参加・賛同団体と個人を募集します。上記メールへご連絡下さい。

<呼びかけ>
2011年3月11日、「史上最悪」の東電福島第一原発事故から10年目を迎えます。「帰還・復興」「放射能は安全」「東京五輪」が社会を覆っています。これは嘘と隠ぺいの責任逃れです。原発は崩壊。上からは放射性微粒子が広く東日本に、下からは汚染水が太平洋に拡散し続けています。強引に解除した避難区域は今も高濃度に汚染され、多くの人が戻れないのに避難者支援を打ち切りました。福島や東日本に住み続ける人々への生活や医療保障もありません。そして健康被害が増えています。原発の状態、放射能汚染、避難者などを国が報道させず、被害者を黙らせているだけなのです。

福島県では、通常100万人に1~2人しか出ない小児甲状腺がんが県の検査で230人を超えています。放射能被ばくが病気を引き起こすのは明らかで、他の多彩な病気も、大人たちの病気も増えています。また岩手県南部から神奈川まで福島と平野でつながっているため、被害は福島にとどまりません。
小児甲状腺がんは関東各地でも発症。庭の土を除染した横浜市の保育園では、除染土を庭に放置し続けたところ園児2名が白血病になりました。こうした事例は数え切れません。空気とともに「地面」が高濃度汚染されている証明と、国が地面の汚染を絶対に調査しない理由がここにあります。

土壌汚染から見ると、首都圏を含む東日本の広範囲が、本来は防護服をした作業員しか入ってはいけない「放射線管理区域」と化しているのです。そこに住む人々、数千万人――。
今の土壌汚染:https://minnanods.net/soil/
今の健康被害:http://www.gowest-comewest.net/higai/

これは想像を絶する惨事です。だから国は「原子力緊急事態宣言」を発して被ばく基準値を引き上げ、放射能被害を隠しています。この緊急事態=見えない戦争とは、国の嘘と放置、健康被害の増加、私たちの間でのタブー化です。

自分や家族や友人で、周りに病気が多すぎる/早すぎる大病や突然死を迎えた/以前は治った風邪や心身の病が一向に治らない/何かおかしいんじゃないか…。そう思っても口に出せず、被ばくとは無関係と否定されます。そして3月4・5日に福島原発の建つ双葉町を避難解除し、14日に常磐線を全線開通させ、26日にそこから全国へ聖火リレーを走らせます。つまり7月の東京五輪で、原発事故とその被害が幕引きされようとしているのです。

しかし、放射能被ばくは微量でもあらゆる病気を引き起こします。9年間も続けばどんな病気にもなりえます。因果関係は私たちが証明するものではなく、加害者の国・東電が無条件に認めるべきものです。
つまり今年は国・東電が史上最悪の事故と被害を幕引きするか、私たちが「因果関係を証明できない」という鉄柵を破って命を守るかの歴史の分かれ目です。それは福島や東北・関東の住民自身がみんなで行うことこそが最大の力です。

10年目の3月に集まり、声を上げ、流れを変えましょう!
「自分や周囲に健康被害が増えている。これは福島原発の放射能の影響ではないの?」
「私たちは被ばくが不安だ。同じ不安を持つ人たちと出会い話したい」
「どこが・何がどれだけ汚染され、どうすれば防げるのかを知りたい」
「保養や避難移住をしたい。同じ思いの仲間や支援者と出会い、情報を知り、動き出したい」
「事故は続いている。被害者はここにいる。国・東電は被害を認め、責任を取れ!」
「原発も放射能もいらない。国・東電は防護や避難の政策を行え!」

こうした集会を3月10日に池袋で昼と夜に2回行ないます。福島・関東がどれほど放射能汚染され、どれほど健康被害が出ているかを研究し続ける「内部被ばく研究会」の渡辺悦司さんが話します。また東京から大阪に避難し、避難希望者の支援を行なう園良太さんも話します。さらに福島・関東の住民が、自分の地域を取りかかりに具体的な被害の話もします。「東京オリンピックおことわりんく」が五輪開催に抗議します。

その中身を受けて、10年目の3月11日18時半から、責任者の東京電力本店に抗議・要求行動です。

歴史の分かれ目を命が守られる未来にするために、ぜひ多くのご参加をお願いします!

★東京アクションと連動して、3月8日には大阪で「かけがえのないものを守るために 三田茂医師講演会」が開催されます。https://www.gowest-comewest.net/our-missions/

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