国への要請ー2018年3月10日の『原発避難者と仲間たち全員集合!大集会&デモ』の決議文

  1. すべてのデータを取り、公表してください。
    1. まず国が唯一調査している福島県の小児甲状腺がん患者193人(18年3月時点)は、3.11福島原発事故の放射能汚染の影響であると認めてください。そして、放射能による内部被ばくはあらゆる病気を引き起こすという前提に立って、以下のことを行ってください。
    2. 放射能を理由に避難した人はすべて避難者です。その人数を調べて公表してください。
    3. 東日本の放射能の空間線量と土壌汚染をすべて詳細に調べて公表してください。
    4. 国や福島県立医大に集まっている、患者のデータをもとに、3.11福島原発事故の前と後で各種の病気の患者の人数がどれだけ増加しているか正確に公表してください。
  2. すべての放射能汚染被害者を救済してください。
    1. 避難指示の解除をはじめとする帰還促進政策の見直しを行うことを求めます。
    2. 放射能汚染地域における被曝を防ぐ対策の拡充及び医療・健康対策の確立などの長期的な被害救済策を求めます。
    3. 避難者と避難希望者を支援してください。具体的には以下の通りです。
      • まず全ての避難者に安定した住宅と正規雇用職を用意してください。
      • 子どもの教育と高齢者の介護を支援し続けてください。
      • 医療費を国が負担してください。
      • 新規避難者、避難希望者にもそれらを提供してください。
        移住交通費も負担してください。特に発病した人から重点的に移住支援してください。
      • 避難元と避難先の役所に、相談・支援ステーションを設け、広報してください。
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