2月10日の学習会の報告~ 下澤陽子さんより

東京からの避難者 下澤陽子さんのFacebookへの投稿を転載します。
※   ※   ※
日本の復興庁が私たちの税金を使って台湾でやっていること、教えてもらいました😲
福島から台湾へ母子避難をしたUさんから!前回に続き。

土曜日はGowestの学習会でした。
内容は国の風評払拭戦略を受けた、復興庁の原子力タスクフォースについてのお勉強❗
タスクフォースの柱のひとつは放射線安全教育。
そしてもう一つは海外に対しての日本の風評の払拭。

台湾では既にもう2014年から始められていたようです台湾の高校生を福島に学習旅行で呼び込む、という形で。
どんなことをしたかと言うと、まあ、お金です。
「福島に旅行に来れば宿泊費、補助金、差し上げますよ」
主に裕福ではない地域の学校に向けて。
放射能汚染については一切触れることはない。

私も知らなかったけれど福島県庁のホームページを中に『福島からはじめよう』というサイトがああって、『来てもらう』という項目に呼び込むための様々な特典が書いてある、て。

Uさんは福島から避難した母親として、台湾の若い人を福島にいかせることへの憂慮の気持ちを台湾国内あちこちです話をされテレビでも取り上げられたりしたそう。そんなことからも参加する学校も下火になりつつあったけど、、ところがところが、

「日本の事故は大丈夫、もうなんの問題もありませんよ!」
御用学者、医者、ムラの技術者、元読売新聞記者とか、自民党の議員たちがぞろぞろとたくさんやってきて、アピールするのだって。😨

台湾は福島県と近隣五県の輸入を規制しているけど、それを緩和させようと日本政府は圧力をかけ続けているとのこと。安倍さんの親戚の岸さん何度も来てると。
でも、それは簡単にはいかなかった。
なんてったって市民がすごいみたい。
公聴会などの会場ではどこも反対の市民が大紛糾。怒号が飛び交い、テーブルがひっくり返される。

日本人も怒れば良かったのにな。
どうしても考えてしまう。

事故後すぐ文科省が年間の許容被曝線量を20倍の20ミリまで引き上げた時。環境省が放射性廃棄物の基準を80倍の8000ベクレルに勝手に変えた時。。挙げたらきりないけど。

今からでもテーブルひっくり返して怒ればいいんだこの勝手に変えた基準今もそのままなんだから💢

さてさて、そんなわけで、食品輸入緩和が簡単にはいきそうにないとなり、復興庁が考えたこと。

『福島元気?』
という、イベント。触れ込みは民間主催。
ターゲットは、若者、大学生。

台湾の学生はとても元気。
社会運動には一生懸命。
立法院を占拠し、座り込むのは元気な学生たち。
食品輸入規制の問題などは、もちろん自分のこととして考える学生たち。

その学生たちを中心に募集し七日間福島に連れて行き、農業や漁業いろんな場所に行き、体験、撮影、交流、その後それらの動画や写真を展示した台北の人気の場所でイベント。
人気の日本人作家のトークショーなどもあるらしい。

民間主催をうたっているのに台湾では民進党の議員が、日本では復興庁の人と福島県庁の人が出てきて最初に挨拶をするのだとさ。

そして当然のことながら放射能汚染、被曝、線量には終始一切触れない。

写真の中の参加者の感想というのを読んでみてください日本人の人が書いたものです。
全てを言い表しているようです。
同じく写真の中の『福島元気?』の横断幕の左横の笑顔の女性に添えられている言葉は「私は6年間福島にいます。私は元気ですよ。」と書いてあるそうです。

風評の払拭と言う。
日本の政府は風評払拭のために土壌汚染地図や数値は持って来ない。そんなことは一切口にしない代わりにこうして笑顔の女性の写真を見せる。

議論?検証?必要ありません。
問答は無用です。
なぜなら、福島の放射線は
『安全』なのですから。

復興庁が海外に向けても行う、としているこうした復興安全キャンペーンはアジアの国々へと向かっているらしい。チェルノブイリを知るヨーロッパなどは難しい面が多いのかもしれない。
Uさん曰く中国との関係の難しい状態にある台湾は日本が言うことを聞かせやすいのではないかと。
「日本は台湾を兄弟のように思っていますよ💕」
と、ラブコール。
ここ数年日本でやたらと親日台湾ということがテレビ新聞で取り上げられる。
何か下に見ているのではないか?
と、Uさん。
親日台湾キャンペーンしてるんだから言うこと聞いてね、というわけ?
この辺はよく私もわからないけれど、お金というもので言うことを聞かせようとしているところ、原子力、核の問題に共通する、おぞましさは感じる。
心の底から、恥ずかしいと思います。

復興予算はブラック予算と言われ毎年1兆円ほどあるそうだけど、何に使われているのやら全く見えないのだそう。。その鱗片を少し見た思い。
復興とは、原発事故からの復興とはなんぞや、と、いつも考え込んでしまう。

私たちは涙を恐れません
私達が恐れるのは嘘です
幻想の上に町を再建することです
人々が被爆し続けることです
そして声なき無実の命たちの未来が失われていくことです。

福島からの避難者宇野さえこさんが事故の後に語られた言葉が頭をよぎる。

嘘…嘘…嘘

嘘の土台の上に立ち、嘘で塗り固められた復興。
被ばくの受容、と常に結びつく復興。
何のために?
誰のために?
誰に見せるの?

「復興をさらに加速させたい」と復興大臣。
いや私はこれは止めたい。
日本の国が国策としてやろうとしていること、復興、て?その意味を、多くの人が知って考えてみてほしい。

この日は忙しい日で、このGowestの学習会のあと、やはり大阪で、こんな企画があり、夜は参加してきた。

『Thanks&Peace~核なき世界へ3.11後を生きる人々とともに(ノーベル平和賞受賞アイキャン川崎哲さん講演会)&3.11避難者と考える平和ってなぁに?』
主催はサンドリさん(東日本大震災避難者の会)

進行中の原発事故と日本を覆う深刻な放射能汚染をひたすら隠し、日本全国にそして海外へと被ばくを強要する日本政府の姿勢に、燦々たる思いを味わった午後。。の、後に聞いた、

川崎哲さんのお話は、感動だった。

平和のために核兵器が必要?
おかしいことは、おかしいと、イヤなものはいやだと、私たちか声を出して、そして変えていくものなのだ、と、実にシンプルに理解した。

燦々たる思いになるのは当たり前なんだ。
だって私たちは加害者の下にいるのだから。
核を持つことを欲し、開発し使用していく側、に立つ国というものが人間を被曝から守ろうとするはずもないのだ、と納得した。
核兵器禁止条約を採択させたICANをはじめとした数多くのNGOの存在そして広島長崎の被爆者の方々の存在を改めて感じた。
平和を市民が作っていこうとしているのだ、強く感じる。それは決して国ではない。

核兵器禁止条約の前文にはヒバクシャという言葉がある。

『ヒバクシャ』という言葉は原爆犠牲者という意味ではなく生き残った人々、目の当たりにした惨禍が繰り返されないよう、次世代に自らの体験を語れる人々という意味、とのこと。そして、ヒバクシャという言葉は世界中の核実験場の犠牲者屋風下にいた人々をも含めて広がった国際化した言葉となった。

広島長崎のヒバクシャの声が核廃絶への道を作ってきたように、私たちフクシマを経験したヒバクシャも声をあげていきたい。あげていくことの大切さを思う。核の平和利用がもたらすことを、伝えたい。

核の大惨事の真っ只中に生きる私たち日本の人々は皆、ヒバクシャとして声を上げる資格があると思う。
被ばく、というものを受け入れさせ、国内外にさらに拡大させようとしている、私たちの国がしていることは決して許されることではない。

これ以上の過ちを犯し続けないために、私も声をあげる、ひとりのヒバクシャになりたいと思う

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